陰陽師について

gohu16

陰陽師は、今でいう国家公務員のようなもの。
    
    陰陽師にはおもに次のような役割が与えられていました。

    1)天体を観測したり暦を作成する科学者。政治学者。
    2)式盤を使って吉凶を占ったり、自在に式神(鬼神)を操る呪術師。

   
    陰陽師は、天文・気象・地理を観察し、あらゆる知識や技術を学んで、政府の機関と
    して公式な暦を作成したり、政(まつりごと)の吉凶を占います。
    
    宮中において建築を行う際の吉日選定や、土地・方角などの吉凶を占うことで、
    遷都の際などに重要な役割を果たしました。
    長岡京から平安京への遷都です。遷都はまさに、風水そのものです。
    そして後には、占術・呪術・祭祀全般を、陰陽師がつかさどるようになります。
    
    陰陽師たちの仕事は公務だけでなく時には朝一番で貴族や官女たちの相談を受けるこ
    ともありました。その他、怨霊や悪鬼を退治するのもまた陰陽師の仕事です。

    9世紀初頭の平安時代初期まで、陰陽道は国家機密として管理されていました。
    政治運営や人事決定から天皇の譲位に至るまで、多大な影響を及ぼした。

    10世紀に入ると、賀茂氏と安倍氏の2家による独占世襲が見られるようになります。
    この時代にあの有名な、安倍 晴明(あべの せいめい)の登場します。

    中世以降は、主に各地において民間で個人的に占術・呪術・祭祀を行う者も出てきて、
    庶民にも広がりを見せるようになります。